1本刺バッテリー
ギムノカリキウムは僕がサボテンを始めた頃は人気がなくて悲惨な状態でした。
ある人は雑交配により顔が平準化されてしまった為に人気がなくなっただとか言ってましたが単純にブームが過ぎただけだと個人的には思っています。
逆に人気がなかったので集めやすかったのが当時の私にはありがたい状態でした。
「捨てる神在れば拾う神在り」
それを地でいく人それがさんたまです。
でも程なくしてギムノの斑物が海外から流行したり、関西圏から人気が巻き返してきたりでまた集めるのに苦労するようになりました(笑)
そして手元のギムノを眺めてる時に1本刺のバッテリーなら作れそうだなと実生を始めます。
2016年結実。
左の親木はCORONCACTUSより入手。
右の親木は橋本殖産より入手しました。
右の苗はこの写真からは分かり辛いですが右の苗は肌の色が2トーンくらい明るくてウグイス色をしております。
その色味が古臭くて逆にいいなと思って購入した苗ですしね。
あとウグイス色ってのがまた日本的でいいですよね。
左の苗はそちらとは対照的に刺も肌も色が濃くて現代的な苗でした。
刺が長く背も低くて綺麗に作り込まれていた苗でその綺麗さに持ち帰ってきた苗です。
そのことから左の苗のウグイス肌がいいなと結論づけまして取り掛かりました。
上の写真の種鞘の種から実生したのが上記写真の苗です。
F1で割と思ったのに近い苗が出来上がりました。
次はこの苗どうしをかけてF2を作るのが今後の楽しみです。
最後に左の親木の現在(2021年)の姿を載せて終わりにしたいと思います。
右の親木は手放してしまったので・・・
それではみなさんご機嫌よう。
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